独立系ソリューションプロバイダー | 北海道・積丹

デジタル技術に、アナログの心を。

30年以上にわたり、私たちは分野や技術、業界の枠を越え、ありきたりな方法では十分に対処できない課題、あるいはそもそも確立された解決策が存在しない問題に取り組んできました。デジタル技術に、人の判断力、粘り強さ、そして丁寧に考え抜く姿勢を組み合わせ、理論上だけでなく、現実の世界で本当に機能する解決策をつくります。

求む、解く価値のある問題。
その姿勢が実際の仕事でどのような形になったのか。私たちの歩みから、四つのエピソードをご紹介します。

長野冬季オリンピック · Coca-Cola

問題を解決するまで、決してあきらめない。

1998年長野冬季オリンピックに向け、Coca-Colaは既存の建物を、開催期間の2週間だけ象徴的な赤色で覆いたいと考えていました。当時まだ日本ではほとんど使われていなかった大判インクジェットは、その用途に理想的に思えました。

ただし一つ問題がありました。CMYK印刷で「コカ・コーラ レッド」を正確に再現することは極めて難しいと考えられていたのです。私たちは大判プリンターを輸入し、試行錯誤を始めました。

9か月にわたり、数十種類のメディアやラミネートの組み合わせを試し、プリンターで調整可能な低レベルの設定をほぼすべて追い込みました。そして最終的に、関係者の記憶する限りCMYK印刷としては初めて、Coca-Colaの承認を得る赤を実現しました。

その後、オリンピック期間中に使用される数百平方メートルのグラフィックを制作しました。

「できない」と言われても、あきらめない。それがイノベーションになることもある。
文部科学省 21世紀COEプログラム

より大きな目的のために、
技術を活かす。

信州大学の大学院プログラムが英語による授業を導入し、修了要件として英語力を求めようとしたとき、学生ごとの英語力の差が現実的な課題となりました。

私たちは、それ以前にNTT向けに開発した初期の動画ベース英語学習システムを土台として、自然な会話から個々の文、フレーズ、単語を切り出し、学生が正確に何度でも練習できる学習環境を開発しました。

約7年間にわたり、文部科学省から継続的な支援を受けながら技術を改良。動画再生をミリ秒単位で精密に制御する一方で、プログラミング経験のない教師でも自分で教材を組み立て、学習内容を設定できる操作性を実現しました。

この技術はその後Englioへと発展し、現在も教師と学習者に利用されています。

Englioを見る →
UrsiQ · AI熊検知・監視システム

地方での暮らしを、
より安全で楽しいものに。

UrsiQは、AIのプロジェクトとして発足したわけではありません。身近な問題から始まりました。

ここ積丹では、熊は暮らしに直接影響する存在です。児童数わずか11人の地域の小学校では、周辺で熊らしき痕跡が見つかるたびに、何週間にもわたって徒歩通学や屋外での活動が制限されることがありました。

問題は「分からない」ことでした。熊はまだそこにいるのか。もう移動したのか。そもそも本当に熊だったのか。

UrsiQの開発は、より確かな証拠を提供し、安全を守りながら、必要以上に日常生活を制限しない判断を地域が行えるようにすることから始まりました。

現在のUrsiQ Mark IIIは、インテリジェントカメラ、現場処理、静止画と動画、適応型センシング、AI解析、中央管理を組み合わせ、電力や通信、現地へのアクセスが限られる遠隔地でも継続運用できる野生動物監視プラットフォームへと進化しています。

不確実さを、証拠に変える。

現地で実際に何が起きているのかを知ることは、より的確な判断につながり、人と野生動物が穏やかに共存できる可能性を高めます。クマにはクマらしくいられる場所を。そして、子どもたちには子どもらしくいられる場所を。それなら、余別小の子どもたちもきっと大歓迎です。

UrsiQを見る →
つくる · 学ぶ · やり直す

ときには、最善の次の一手が sudo reboot です。

イノベーションには自信が必要です。しかし同時に、何か月、何年とかけて作ったものが、もはや最善ではないと認める謙虚さも必要です。

英語学習技術の開発では、ソフトウェアをゼロから3回作り直しました。2005年には当時の新しいデスクトップアプリケーションとして、2010年にはiPhoneアプリとして、そして2022年にはプラットフォームに依存せずブラウザ上で動作するシステムとして、一から再構築しました。そのたびに、何千行、何万行という正常に動作するコードを捨てることになりました。失敗したからではありません。そこまでの開発で得た知見によって、もっと良いものにできると分かったからです。

UrsiQの開発も、同じような道を歩んでいます。カメラ筐体は10種類近くを試作し、そのたびに設計全体を捨てて一からやり直した末に現在の形にたどり着きました。そして今、その現行設計も次期ハードウェアに向けて再びゼロから設計し直しています。システムソフトウェアについても大幅な書き直しを何度も重ね、新しく作ったコンポーネントでさえ、開発にかけた時間より短い期間で廃止することがあります。実際に作って動かしたからこそ、もっと良い進み方が見えることがあるからです。未来を描くための真っ白なキャンバスほど、心躍るものはないのかもしれません。

私たちは前提を試し、うまくいかなかったことから学び、証拠が示すなら方向を変えます。そして小さな改善では足りないときには、作ったものを手放し、最初からやり直します。

良いものには、改良する価値がある。もっと良いもののためなら、一からやり直す価値もある。

進歩とは、今あるものを改善することもあれば、最初からやり直すことでもあります。

Verbium

粘り強く。創造的に。
地域に責任を持って。そして、謙虚に。

フィールドシステムのハードウェアを組み立てる様子

解決策そのものに固執せず、問題に粘り強く向き合います。試し、学び、考え直し、理論上だけでなく現実の世界で本当に機能するものにたどり着くまで続けます。

複雑で難しい課題にこそ、やりがいを感じます。特に、業務の効率化や、仕事の流れを妨げる問題の解決に力を発揮します。お困りの課題を、ぜひお聞かせください。無料のご相談で、解決への道筋を一緒に考えましょう。

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